みなさんこんにちは、元塾講師のYoshiーです。今日は子供が塾に通っているのに勉強をしないという悩みを持った親御さん向けに、ブログを書いていきたいと思います。
子供が勉強をしないという悩み
塾の講師をやっていた時に、親御さんからの悩みとして多く聞かれたのが「うちの子供、勉強しないのですが」というものです。とりわけ高校受験の子供を持った親御さんに多い悩みです。
逆に高校生の子供を持つ親御さんから多いのは、勉強しないよりも、成績が上がらないとか、志望校が決まらないという悩みだったように思います。
高校受験の場合は都道府県によって、入試制度は異なりますが、学校の内申点が入試の大きな影響を持つこともあるので、自分の子供が勉強しないことに焦る親御さんの気持ちもよく分かります。
また、親御さんの中のは塾に通わせればなんとかうちの子供が勉強すると思っていたのに、なかなかしないなどの、苦情に似た話を聞くこともありました。
塾に通わせれば、子供が勉強するはただの幻想
はっきり言ってしまえば、塾に通わせればうちの子供が勉強するようになるのは幻想です。
意外と塾側も生徒が勉強をしないことに悩んでることも多いです。塾としては、勉強ができるようになるノウハウは持っており、特に中学生であれば確実にこれをやってくれれば、志望校に合格できるのにと思うことも多いです。
もちろん塾に通う生徒の中には、勉強が分かるようになり、勉強の楽しさを知って勉強をするようになる人はいます。でもそれらの人は、実は少し勉強やってみたいけど、難しそうと思いやっていないか、勉強のやり方が分からず勉強をしていないかのどっちかのことが多いです。
言ってしまえば、潜在的にはわずかでも勉強に対するやる気があります。
現にこのパターンの生徒が多いのは、高校生です。高校生で塾に通う生徒の70%以上は、勉強をしたいから(本当にしたいか、やらなければならないかは別として)塾に通っています。そのため塾に通っている生徒で勉強をしない人はあまりいません。(逆に勉強をしない人は、わざわざ塾に通いません。)
他方で、中学生では本当に勉強をしたくないのに、嫌々塾に通っている生徒も多いです。元々勉強が嫌いなので、勉強をやらない→勉強ができない→勉強をやらないのループにはまっている生徒が多いです。
勉強をしなければ、勉強ができるようにはならず、できる楽しさは分かりません。そのため、上の様な塾に通うことで、勉強が好きになるというパターンは起こりにくくなります。
もちろんそれでも、生徒のやる気を引き出すのは塾だろうと言われてしまえばそれまでですが、しかし考えてもみてください、塾と言えども生徒の意思をコントロールはできません。どうしても勉強をしたくないと頑なに拒まれればどうすることもできません。
勉強をするかしないかの決定権は中学生だろうが、高校生だろうが子供にあるのであって塾にはありません。
そのため、塾に通わせれば勉強をしないことがなくなり、勉強をするようになるということは、ただの幻想です。
子供が勉強をするようになるためには
もちろん塾に通わせれば勉強をするようになるのは、幻想であったとしても勉強をしない子供を勉強させるために、塾に通わせること自体が無意味かと言えば、決してそんなことはありません。
大事なことは、子供に勉強をさせるということを塾に任せっきりにしないということです。
多くの生徒を見ていて思うことは、勉強しなければならないということに気付けば、最後は生徒から勉強をするようになります。
そのことにどれだけ早く気付くかが、勉強を自発的にできるかに直結しかつ、受験の合否に大きく影響します。
そのためには、まず本人が納得する志望校を決めて、今からどのくらい勉強する必要があるかしっかりと子供本人に認識してもらうことが大切です。
ここでポイントなのが本人が納得する志望校を決めることです。親の意向は大切ですが、本人に行きたいと思ってもらえることが必要です。嫌々の志望校であっては、その次の認識部分が難しくなります。
また認識については、塾を活用するのが良いと思います。塾の先生に今の学力と本人の志望校の差を示してもらい、どのくらい勉強をすべきかしっかりと認識すれば、基本的には勉強を自主的にします。
さいごに
まずは、塾に通わせているのに、勉強をしないのであれば、上記の方法を試してみてください。
また勉強をするようになる方法については、別の機会に詳しく書いてみたいと思います。
最後までブログを読んでいただきありがとうございます。
Yoshiー
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