みなさんこんにちは、みなさんこんにちは、元塾講師で予備試験合格者のYoshi-(ヨッシー)です。今回は私が司法試験、予備試験に合格した年の論文試験模試の結果を、公開したいと思います。
受験生にとって、どれぐらいの点数を模試で取れば、予備試験論文試験に合格できるのか分からない部分が少なくないと思います。そのため、私の模試の結果が少しでも役立てばと思います。
私の令和2年予備試験の論文試験の成績
まず、予備試験の論文模試の成績を紹介する前に、合格時の私の予備試験の論文本番の成績を大雑把に紹介したいと思います。
私は、令和2年に司法試験予備試験を合格していますが、その時の論文試験の順位はおおよそ100~150位の間でした。
個別の科目の成績ですが、刑事訴訟法と一般教養科目がそれぞれ、E評価。残りの法律科目の内、B評価が、2科目。そしてそれ以外の法律5科目がA評価でした(法律実務基礎科目は、民事と刑事で合わせて1つの科目とカウント)。
ちなみにそれ以前の論文不合格時の順位は、2回とも700番から900番の間で、それほど大きな順位の変動はありませんでした。
予備試験論文試験模試の結果
次に、令和2年の論文試験模試ですが、例年と異なりコロナウィルスによる予備試験の延期に伴い模試が第1回と第2回の二つがありました。そのため私は伊藤塾の模試を2回受けています。ただし第2回については法律科目のみでした。
また模試本番は、大きなアクシデントもなく、普段通り受けきることができました。そのため、以下の結果は予備試験論文試験の直前期の私の実力をそのまま表しているものと言えます。
受験時期は、それぞれ試験の5週間前から3週間前程です(詳しい模試受験時期は忘れてしまいました。)
- 第1回模試
平均点249.4点 総受験者 434人
私の得点 260.1点 順位 165位
以下各科目の得点と順位
憲法 21.8 (平均点 25.0) 順位 319位
行政法 22.7 (平均点 24.9) 順位 299位
民法 25.7 (平均点 24.9) 順位 164位
商法 25.2 (平均点 24.9) 順位 203位
民訴法 23.1 (平均点 24.9) 順位 280位
刑法 25.2 (平均点 25.0) 順位 190位
刑訴法 29.6 (平均点 25.0) 順位 73位
民実 25.4 (平均点 25.4) 順位 212位
刑実 30.9 (平均点 24.9) 順位 48位
教養 30.2 (平均点 24.8) 順位 59位
点数は素点ではなく、調整後の点数を記載
- 第2回模試 (実務科目と一般教養科目は実施されず)
平均点174.7点 総受験者 275人
私の得点 212.9点 順位 10位
以下
憲法 36.8点 (平均点25.0) 順位 1位
行政法 27.4点(平均点 24.8) 順位 79位
民法 29.4点(平均点 25.0) 順位 54位
商法 26.1点(平均点 24.9) 順位 122位
民訴法 34.3点(平均点 24.9) 順位 4位
刑法 31.5点(平均点 25.0) 順位 19位
刑訴法 27.4点(平均点 25.0) 順位 93位
点数は素点ではなく、調整後の点数を記載
まとめ
個人的な意見としては、論文試験をどこが出題されるかによって、各科目の点数が大きく作用します。そのため、模試の成績がそのまま、試験本番の結果と結びつくものでもなく、高い相関関係が必ずしもあるとは言えません。しかし、模試で点数を取れるということは、本番でも一定の点数を取る可能性があるといえるため、本番の結果との間にある程度の相関関係はあると言えると思います。
つまり、模試と本番の間には、一定の相関関係はあるものの、それほど気にするものではないということです。
また、これは私が模試を受けた伊藤塾に限らず、どこの予備校でも同じですが予備試験論文模試の人数も、多くとも例年500人~600人ほどと、実際の論文試験の受験生の2,3割ほどです。そして、わざわざ短答試験終了時から論文試験までの短い時間の中で模試を受けに来る受験生は、総じてレベルが高いです。
そのため、それなり受験者数がある模試で、半分以上の順位を取っていれば、十分合格ラインにいると考えてよいと思います。もっとも、模試は本番と異なりどこまで行っても模試です。模試の結果が良くても、本番合格できなかったという人も多く、反対に模試の結果がイマイチでも、合格する人も少なくありません。
重要なことは、模試の結果に一喜一憂するのではなく模試でできなかった部分、特に基礎知識をしっかりと復習することだと思います。
最後までブログを読んでいただきありがとうございます。
YOSHI-(ヨッシー)
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