みなさんこんにちは、元塾講師のYoshiーです。今日は、高校1年生か塾に通わせるべきかについて、高校受験を終えて高校に進学した人とその親御さんに向けて、ブログを書いていきたいと思います。
おそらく中高一貫校であれば、少し事情は異なると思います。
高校1年生から受験の準備は早いのか？
高校入試に前後となる3月や4月になると、塾の広告が入ってくることも多いと思います。また中学生までいた塾から高校生になってもうちの塾に通いませんか？といった案内もされると思います。
また高校1年生向けの塾の説明会なども、とりわけ高校1年生の1学期のうちは多いです。
正直、高校1年生の子供にとっても、その親にとっても、ようやく高校受験が終わったのに、もう高校の塾の話ですかと思う人も多いと思います。
そもそも、高校受験が終わったばかりの段階で塾にまた通わせる必要があるのか？と感じることも多いと思います。
結論から言えば、受験勉強という意味では、高校1年生から大学受験の準備を始める必要はありません。もちろん高校1年生から準備をするに越したことはないですが、それほど受験を意識する必要はないと思います。
そのため、大学受験のために高校1年生から塾に通う必要はありません。
それでも、共通テスト(旧センター試験）での時点率が85パーセントかつ二次試験のテストの配点が高い超難関国立大学や国立大学の医学部を目指すのであれば、高校1年生から大学受験を意識して塾に通ったり、勉強をする必要はあると思います。
それでは高校1年生から、塾に通う必要はないのか？
高校1年生から受験の準備をする必要がないのであれば、別に塾にわざわざ通わせる必要がないかと言えば、そうではありません。個人的には、できれば高校1年生のうちに塾に通う方が良いと思います。
なぜ高校1年生のうち、それも早い段階で塾に通うことをおすすめするかと言うと、高校の授業についていくためです。
高校の授業のスピードは、中学校の授業とは比べることができないほど早いです。
そのため、高校1年生の1学期に授業について行けなくなる人たちが続出します。正直なところ高校1年生のつまずきをそのまま高校3年間引きずって、大学受験まで行ってしまう人は、意外と多いです。
また高校1年生で習う単元では、数学Ⅰの2次関数や、英語の不定詞・動名詞、仮定法(場合によっては高校2年生で扱う高校もある）など，挫折しやすい単元が多いです。
逆に高校1年生の時に、それなりに学校の授業について行ければ、わりと大学受験も楽になりやすいです。
そのため高校1年生の時であれば、週1回でも良いので、塾に通う方が良いと思います(できれば、英語・数学での週2回がおすすめですが）。
高校1年生の過ごし方についての私の意見
まず、一言で言えば、高校1年生は高校受験を終えてお疲れさまでした、ということで遊ぶことをおすすめします。
しかし遊ぶと言っても、学校の授業について行ける程度には、勉強してください。とりあえず言ってしまえば、中高一貫校でない高校1年生の勉強の目標は、まずは高校の授業スピードに慣れて1年間しっかり学校の授業についていくことです。
後は、高校から電車などで、少し遠くの高校に行く人も少なくないので、しっかりと高校生生活に慣れることぐらいです。
さらに、これは高校2年生でやっておきたいことでも書きましたが、高校1年生の間に志望校や自分の進路を決めることができれば、ベターです。
後は余裕があれば、受験などで使えるので，高校1年生の間に英検など英語の資格試験にチャレンジするのも良いです。しかしそれ以外については、基本的にクラブ活動に打ち込んでも良いですし、高校生生活を楽しんでも良いと思います。
逆に言えば、遅くとも高校2年生の3学期ぐらいからは、大学受験を意識した勉強をしていく時期なので、遊べる時に遊ぶことがここでは大切だと思います。
私も自分が塾の講師として高校生を教えていた時は、それほど高校1年生には勉強をするようには指導しませんでした(本当に一部の上位国立大学志望の生徒には別ですが）。
また国立大学志望や私立大学でも科目が多いなどでなければ、高校1年生の塾に通う目的は、あくまでも高校の授業についていくことなので、2学期まで順調に授業について行けておりかつ、勉強の仕方が確立しているのであれば、1度塾を辞めるのも良いと思います。(ちなみに受験勉強で塾に戻ってくるのは、遅くとも高校2年生の冬休み前後であれば良いと思います。）
さいごに
そんなわけで、私の個人的な意見は、とりあえず高校1年生の1学期からは塾に通う方が良いですが、特に学校の授業について行けており、塾なしで大丈夫だと思えば、高校1年生の2学期からは塾を1度やめても良いと思います。
また勉強以外でも積極的に何かに取り組める貴重な時期が、高校1年生から高校2年生の2学期ごろまでなので、有意義な高校生生活を送ってもらえればと思います。
最後までブログを読んでいただきありがとうございます。
Yoshiー
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