保護者も必見!元塾講師が教える大学受験で高校2年生のうちにすべきこと

高校2年生でしておくべきこと 大学受験

みなさんこんにちは、元塾講師のYoshi です。今日は高校2年生のうちに塾の講師としてしておいて欲しいことについて、今回はまとめてみました。

高校2年生は大学受験の準備で重要な時期

高校2年生は大学受験にとって重要な時期ですと言えば、どうせ勉強しろとか、高校2年生だから中だるみだから注意しろと言われると思うかもしれませんが、そうではありません

たしかに勉強もしておけば後で楽は楽ですが、それとは別に大学受験に向けて必ずやっておいて欲しいことがあります。

やっておいてほしいことは、一言で言えば、自分の進路について高校2年生のうちに決めておくことです。

これ意外と高校3年生の人に多いんですが、春から塾に来てくれる人で「志望校が決まっていません」、「今から大学見学に行きます」という人がいます。

まぁ塾側からすれば、おそらく「それだと早い目に決めてくださいね」とは言うと思いますが、内心まだ決まっていないのかというのが本音です。

志望校を決めるのがが、高校2年生で重要な理由

保護者も必見!元塾講師が教える受験で高校2年生のうちにすべきこと

もちろん早い人だと高校入学段階で志望大学が決まっている人もいますが、そのような人は圧倒的に少数派です。

正直なところ高校2年生のうちに、大学受験の志望校を決める方が、第1志望の大学に合格しやすいと言えます。

高校3年生で受験勉強や入試の準備に集中できる

高校3年生はとにかく受験までの時間がありません。特に一般入試以外の入試の場合は、秋頃には入試がはじまります。

また意外とAO入試などでは、資料を揃えたり、志望理由書を書くのが大変です。

そんな中で、1学期中に大学のオープンキャンパスに行って志望大学を決めますと言われても、他の受験生には既にその時点で遅れを取っています。

また塾側としては、集団塾であればこの志望校と生徒の学力であれば、この授業を取れば良いですよと言えます。しかし志望校が決まっていないと、ざっくりとしか取る授業をおすすめできません。また、まぁこの辺りで良いのかなと言うようにしか言えません。

他方で個別指導塾であれば、生徒ごとに個別のカリキュラムを決めますが、それも中々決まりません。またいくら基礎は同じと言えども講師からすれば同じ授業内容でも、ある程度大学毎の入試傾向を把握しているため、志望校が決まっていれば、その大学の傾向に沿った授業をします。そのため大学の傾向に合わせた授業の開始が遅れることになります。

逆に高校3年生になった段階で志望校が決まっていれば、生徒の実力から逆算して取るべき授業を進めることができます。

また個別指導塾であれば、かなり綿密にカリキュラムを立てることができ、途中で上手く点数が伸びなければ、点数アップのための軌道修正も容易に行うことができます。

受験勉強が効率的にできる

国公立大学か、私立大学かによって受験科目数が大きく異なります。また、大学や学部毎によって、受験科目が変わることも珍しくありません。(特に理系や看護系は、理科の科目や数学の科目数が変わります。)

そのためあらかじめ志望校が決まっていれば、大学受験のために勉強しないといけない科目、しなくてもよい科目がはっきりしてきます。

これが志望校が決まっていないと限られた入試本番までの時間をどこに使うのかが決まりません。

途中で志望校が決まり科目がいらなくなるのはそれは、それで時間と塾の授業料が無駄になりますが、もっと悪いことは高校3年生の時点で、やったことない科目が受験勉強に入ってくることです。

これが意外と多いです。高校では生物を取っているけれども、化学が必要だとか、高校では世界史の授業をほとんど聞いてなかったのに世界史が受験で必要だとかなると、本当に大変なことになります。

高校3年生の4月時点でこれを言われても時間的にはなんとかなります。しかしこれが、高校3年生の6月過ぎてだと、集団塾であれば、既に年間のカリキュラムがあることから対応が難しくなります。

また個別指導塾であれば、場合によっては6月からであればなんとかなりますが、夏期講習を越えると基本的に受験には間に合いません。多くの授業を取らされた挙句に、間に合いませんでしたとなるのが落ちです。

高校2年生が志望校決定のためにしておくべきこと

保護者も必見!元塾講師が教える受験で高校2年生のうちにすべきこと

ここからは、高校2年生のうちに具体的にすべきことを紹介いていきたいと思います。

大学のオープンキャンパスに行く

まずしておくべきことは、大学のオープンキャンパスや説明会に行くことです。

大学の雰囲気を知るためにできれば、オープンキャンパスに行くようにしてください。

私立大学であれば、頻繁にオープンキャンパスを行っていますが、国公立大学は年に1回のところが多いです。国公立大学志望の場合も、もし受験校がまだ決まっていない、もしくは受験校に迷いがある場合には、オープンキャンパスに行く方が良いと思います。

大学受験のスケジュールや大学受験の科目を見ておく

次に大学の受験のスケジュールやAO入試や公募入試の有無受験科目を確認しておくようにしてください。

まだ高校2年生の段階では高校3年生になってからの受験科目や受験日程などは知ることはできませんが、それほど大きく毎年変わることはないため、自分が受ける前の年度のもので十分です。

ここではできれば、ある程度の受験の予定や志望順が決まればベターです。

ここでのポイント

ここでのポイントは、ある程度の志望校が決まれば十分であると言うことです。

〇〇大学文学部は第1志望で、△△大学文学部は滑り止め、△△大学は滑り止めだから公募入試から受けるなどまで決まれば良いです。

しかしこの時点では、自分が行きたい大学は、〇〇大学文学部か△△大学文学部のどちらかぐらいまで決まって入れれば十分です。

ある程度の志望校が決まってしまえば良いのであって、必ず第1志望を決めて滑り止めの大学まで決める必要はありません。この点は注意が必要です。

まとめ

今回は受験について、高校2年生のうちにやっておくべきことについて書いてみました。

とにかく高校2年生のうちにオープンキャンパスに行きある程度までは志望校を決めるようにしてください。

本当に高校3年生になってから志望校を決め始めることは、おすすめしません。私が塾の講師時代には、高校3年生になってから志望校を決め始めた生徒が何人かいましたが、その多くが良い受験結果になりませんでした。

他方で、第1志望に合格する生徒の多くが、高校3年生になった時点でほとんど第1志望が決まっているという人が多かったです。

ブログを最後まで読んでいただきありがとうございます。

Yoshi-

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