みなさんこんにちは、元塾講師のYoshi-です。今回は元塾講師が教える合格者の大学受験模試の受け方について、ブログを書いていきたいと思います。
大学受験模試の受け方
一般入試で大学受験合格を目指す受験生であれば、多くの受験生が複数回模試を受けることになります。実際受験生の中には、1年間で10回以上模試を受ける受験も珍しくはありません。(私も受験生時代は、センター模試と記述模試、特定の大学のプレ模試の合計で、1年間で20回近い数の模試を受けていました。)
そんな多くの受験生が受ける模試ですが、私が塾の講師をしていて思ったのは、実は正しく大学受験模試を受けれている人が意外と多くないということです。
またもちろん100%ではありませんが、第一志望や上位大学に合格する受験生の多くが、正しく大学受験模試を受けれている人が多いということです。
逆に残念ながら、志望校に合格できない受験生の多くが、正しく模試を受けれていないことが多いです。
ある意味、大学受験模試を正しく受けることは、志望校合格への近道となります(もちろんそれだけで、必ず合格できるというものではありませんが)。
しかしせっかく大学受験模試を受けるのであれば、有効に模試を使い、自身の志望校合格に繋げて欲しいと思います。そのため、多くの合格者が行う正しい模試の受け方を知っておく方が良いと思います。
合格者の大学受験模試の受け方
ここからは、合格者の大学受験模試の受け方(=つまり正しい模試の受け方)について詳しく述べていきます。
合格者の受け方 その1
「模試は模試であってそれ以上でもそれ以下でもない」というのが私が、塾講師をしていた時によく生徒に向けて、模試の受け方について言っていたことです。
つまり、模試は本番の試験に類似しています。そのため、模試からは大まかな現時点での自身の立ち位置が分かります。ただし、模試はどこまでいっても模試に過ぎません。どんだけ合格点を模試でとっても、それだけで大学受験に合格しません。大学受験の本番に点数が取れなければ、模試で全体順位1位を取ったとしても合格できません。
裏を返せば、模試の結果はしっかりと受け取る必要はありますが、必要以上に重く受け取る事はありません。
しかし、実際の受験生の多くが、かなり模試の結果を重く受け取ってしまいます。よくあるのが、悪い点を模試で取ると、絶望して塾に持ってきて、「やっぱり志望校に受からないと思います。」というパターンです。
まぁ私も、もちろん受験生として大学受験模試を受けたことがあるので、模試の結果が悪かった時の不安は分かります。しかしこれは、模試の結果を必要以上に重く受け取っているといえ、正しい模試の受け方とは言えません。
逆に、模試の結果が良かったことから、浮かれすぎることも、正しい模試の受け方とは言えません。
要は、模試の結果で一喜一憂しないのが、合格者の正しい模試の受け方だと言えます。とりわけ第一志望に合格する受験生の多くは、模試の結果が悪ければ落ち込んだり不安になったりも当然します。しかしそこから何ができていなかったのかの分析をしっかりとします。
模試の結果が悪かったことから、自信を失うのではなく、自分の弱点が模試の結果から分かったと、模試の結果をとらえます。ま言ってみれば、模試は健康診断みたいなもので、自分のできていないところをチェックするようなものに過ぎません。
つまり、合格者の大学受験模試の受け方は、模試の結果に一喜一憂するのではなく、何ができて、何ができていないかを模試から知ろうとすることです。
合格者の受け方 その2
次に合格者の模試の受け方として挙げられるのが、模試の受験に目的を持つことです。
これも意外と大学受験生の中で多いのですが、なんとなくで大学受験模試を受けている人が多いです。もちろん模試によっては、強制的に高校で受けさせられる場合もありますが、それでも何かしらの目的を持って大学受験模試を受けてほしいです。
例えば、センター試験模試(現在の共通試験模試)であれば、時間内にすべての個々の受験科目を解けるのか図るためという目的でも良いです。また英語の記述模試であれば、限られた時間の中で辞書なしにどれくらい長文が、書けるかを試すという目的でも良いと思います。
どうしても模試は模試会場に行き時間を計って、一斉に問題を解くため、普段の問題演習とは異なります。そのためその特徴を生かして、目的を決めるようにしてください。
またこの模試を受ける目的をあらかじめ決めれば、複数模試が被った場合にどの模試を受けるべきか、大学受験模試の優先順位が決まります。さらに共通テストが入試で必要でないにも関わらず、共通テストの模試を受けるといった、無駄も省くことができます。
合格者の受け方 その3
合格者の模試の受け方として、もう1つ挙げられるのが、模試の結果を放置しないことです。このことは、合格者の模試の受け方その1で述べたことにも関係することです。
模試でも記述問題でなければ、おおよその問題については、模試の終了後に解答・解説が配られるため、自己採点をすることができます。そして合格者の多くが、模試が終わってから近いうちに自己採点を行い、模試でできていなかった問題や分野の復習をします。
模試の自己採点をしたまま、点数や模試の出来をみてそのまま放置するようなことはしません。模試を通して復習することで、さらに自分の成績を上げていきます。実際のところ、受験勉強でよくあるのが受験生本人はできている、もしくは理解していると思っていても実際に問題を解いてみれば、理解していなかったり解けなかったりすることがあります。
模試の見直しをすぐに行うことは、それらのできているつもり、理解しているつもりという誤解を防いでくれます。
まとめ
言ってしまえば、合格者の大学受験模試の受け方とは、しっかりと大学受験模試を有効活用できるかということです。
そして、模試を有効活用できるものが、合格に近づくのは当然と言えば当然です。
このブログを読んでみて、模試を有効活用してすこしでも皆さんが志望校の合格に、近づければと思っています。
最後までブログを読んでいただきありがとうございます。
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