大学受験で合否を分けるのは高校3年生の1学期

大学受験で合否を分けるのは高校3年生の1学期 大学受験

みなさんこんにちは、元塾講師のYoshi-です。今日は大学受験で合否を分ける時期が、高校3年生の1学期である理由を紹介したいと思います。

大学受験生で1番後悔が多いのが、高校3年生の1学期

大学受験シーズンの2月から3月になるとよく現役の受験生から聞かれる声が、高校3年生の1学期から勉強をすれば良かったということです。

とりわけ高校3年生の1学期は、あまり受験生の湧きにくい時期であることはたしかです。

しかし、考えてみれば高校3年生になった4月の時点で大学受験のピーク時期である2月まで、10ヶ月ほどしかありません。時間的に見ても、それほど受験まで余裕がありません。

また仮に勉強を本格的に始めても、勉強が軌道にのるまでにどうしても3、4週間かかります。そのため高校3年生の夏期講習から本格的に大学受験勉強を始めても、手遅れになりがちです。

例えば、高校3年生の7月から勉強を始めても、7、8月から9月までは基本事項の確認にかなり時間がかかります。特に英語(特に長文)や数学は、結果が目に見えるまで早くても3ヶ月や4ヶ月かかります。

そのため早くても10月か、11月にならなければ過去問をさわれなくなります。

これが4月から本格的に勉強を始めれば、余裕を持って夏休みが終わる頃までには基本事項の確認を終えることができます。

そのため、少し苦手な分野が各受験科目に出てきても、十分対応できる時間を確保して自身の志望校の過去問の対策をすることができます。

高校3年生の1学期にやるべきこと

大学受験で合否を分けるのは高校3年生の1学期

ここまでで、なぜ高校3年生の1学期から受験勉強を本格的に始めるべきか分かってもらえたと思います。

ここからは、高校3年生の1学期にすべきことについて紹介したいと思います。

一言で言うのであれば、受験科目の基礎固めが、高校3年生の1学期中の目標となります。

例えば古典であれば、古典文法(助動詞の活用や接続など)がしっかりできているか。

英語であれば、英語文法の個々の単元の理解ができているか、300語程の短い長文が読めるかなどです。

また数学であれば、各公式がしっかりと覚えられ、基本問題がしっかりと解けるかです。

高校3年生の1学期であれば、医学部や、旧帝国大学クラスの国立大学が志望校でないのであれば、まだ過去問を触る必要はなく、とにかく基礎固めをすれば十分です。

逆に先ほど述べた超上位の志望校であれば、すでにこの時期では共通テスト(旧センター試験)の対策が遅くとも高校3年生の1学期の中頃でほぼほぼ終わっている必要があります。

高校3年生で、まだクラブ活動がある場合

大学受験で合否を分けるのは高校3年生の1学期

高校3年生の1学期が、大学受験の合否に大きく影響を与える時期であったとしても、まだこの時期はクラブ活動があるという、高校3年生も少なくないと思います。

実際クラブ活動禁止の高校などを除けば、5月や6月までクラブ活動がある場合が普通です。この場合はそうはいっても勉強時間がなかなか取れないということもあると思います。

しかし、夏期講習以降の受験勉強の様に、長時間勉強をする必要はなく、とにかく1時間でも良いので、毎日受験の勉強をするようにしてください。

まとめ

どうしても高校3年生の1学期は、学校のよっては文化祭や体育祭、修学旅行などまだまだ高校のイベントが多くある時期であり、大学入試を意識しにくい時期であると言えます。

他方で高校3年生の夏期講習以降は、大学入試の受験生であればほとんどの受験生が、受験勉強に本腰を入れて来ます。そのため、これ以降に勉強を始めても差が付きにくいです。

また例え、クラブ活動が高校3年生の1学期中まであったとしても、クラブ活動と並行して、短時間でも良いので基礎固めをする方が良いです。

最後までブログを読んでいただきありがとうございます。

Yoshi ー

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