大学受験はいくつまで併願して受けるのが良いか。大学受験おすすめ併願数

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みなさんこんにちは、元塾講師のYoshi-です。今日は大学受験で、大学はいくつ併願するのか良いかについて書いてみます。

大学受験の併願数

大学入試 受験数

大学受験は、高校受験と違い併願することができる数がかなり増えます。特に私大の一般入試では日付さえ変わらなければ、かなりの数の大学を併願して受けることができます。

私も毎年12月ごろになり大学受験の出願の時期になるとよく生徒から、いくつぐらいが併願数として良いかとの質問をよく受けました。

まず大学受験の併願数といっても、私は受けれるだけ受けるということは、おすすめしません。単に1つの大学にどうしても行きたいという場合であれば、場合によっては同じ大学を受けれるだけ併願で受験するという受験の仕方もありだと思います。

また、受験数はかなり様々な要素が入るため、一概に何回受けるのが良いとは言えません。そのため以下の場合に分けて、私が適切だと思う大学受験の併願数を紹介します。

国公立大学志望の場合

まず国公立大学志望の場合は、基本的にセンター入試(2020年度からは共通テスト)と2次試験の2つの試験を受ける必要があります。

そして、2次試験の受験回数は、前期と後期の2回、若しくは学部によっては中期があるため3回です。そのため国公立大学のみで言えば、多くても併願数は3つとなります。(中期日程がある大学は少ないため殆どが、前期後期の2回です。)

この場合は、基本的には第1志望と第2志望をそれぞれ2次試験で受験することになります。(前期・後期同一の大学であれば、第1志望のみ)

どうしてもセンター対策と2次対策を考えると大部分がその勉強に割かざるおえません。

そのため、私学の併願校の数は2校ほどが限界です。

私学の併願校としては第1志望の滑り止めと、最低限必ず受かるであろうレベルの大学をそれぞれ受ける形になります。

併願校の受験回数としては私学の大学をそれぞれ2回ずつの計4回ぐらいが目安となります。

どうしてもセンター入試と私学の入試との間が2、3週間ほどしかありません(関東圏の大学であれば、関西圏と比べて、少し期間は長くなりますが、その分2次試験までの期間が短くなります。)

私学の入試から2次試験の試験までもそれほど期間はありません。そのため、私学を3校以上受けるとかなり過密な日程になり日程的にも厳しくなります。

また私学の大学の問題傾向は少なくとも大学ごとにかなり違います。(この点、関東圏の大学では学部ごとにも問題傾向が異なることも多いです。)

そのため、センター入試と2次試験と私学入試という3つ以上の受験傾向の違う入試対策を行うのはそれだけでもかなり大変です。

上位の国公立大学の志願者であればセンター利用を使うことも良いと思います。しかしセンター利用では、MARCHや関関同立レベルの大学では、最低でも8割前後のセンターの得点が合格点となるため、センターで失敗すれば、私学が滑り止めにもならない危険性があるため、注意が必要です。

私立大学専願の場合

私立大学専願の場合は受験生としては、かなりの数の大学を併願としても受けようとする傾向があります。

しかし先程述べたように、どうしても特定の大学に入りたいため、その大学の一般入試を全て受けると言った場合でない限り、とにかく私学の大学を受けまくるというやり方はおすすめしません

そもそも入試傾向が大学毎で私学の大学入試は違いすぎます。また先にも触れたように、関東圏の大学は学部個別入試と全学部入試で問題が大きく異なり、学部間でも学部個別入試では、傾向が大きく異なります。

そのためあまりにも複数の大学を併願して受けると、大学の入試傾向にあった問題対策が十分出来ず、第1志望に受からないという本末転倒になりかねません。

そのため、私学大学の入試では受ける大学は3校程度に絞る必要があります。

また、受験の仕方としては、第1志望とその滑り止めを決めて、少しそれよりも下の確実に受かる学校を最低限の滑り止めとすることが良いです。

この時に第1志望と滑り止めはあまりレベルの近い大学にしない方が良いです。

例えば、関西圏の大学で言えば、関西学院大学と関西大学と言った併願校の組み合わせでの受験は避ける方が無難です。

それであれば、関西学院大学と近畿大学の組み合わせの方が良いと思います。

ここからは私の経験ですが、関関同立のうち同志社大学を除く残り3校を全て受けたとしても、そのうち1つ受かる実力がなければ全て他の受験も全て落ちることになります。併願した他の大学が滑り止めになることはほとんどありません(よほど偏差値の低い学部を受けない限り)。

そのような受験方法では結果として、受験が終わった3月になっても、行く大学がないということが起こります。

まとめるのであれば、レベルの異なる大学を3つ受けて、多くとも第1志望と併願校である滑り止めの第2志望の大学を3回ずつ、最低限の滑り止めの大学を2回の計8回がおすすめする、最大の受験数だと思います。

✳︎必ず第2志望は2回以上受ける方が良いです。たまに併願した滑り止めの大学を1回しか受けない人もいますが、滑り止めと言っても、問題のあたりが悪ければ、合格に十分な実力があってみ落ちる危険性はあります。

ちなみにここでの話はあくまでも一般入試だけなので、公募入試などの回数は含んでいません。

もう1つありうるのが、公募入試で最低限の滑り止めを確保する方法です。しかし最近では公募入試の倍率はかなり増加傾向にあり、反対に公募入試では大学が取る人数を減らしている傾向にあるため、公募入試での合格はなかなか難しくなってきています。

まとめ

国公立大学であれば、前期・後期の2回に加えて、私立大学を2校でそれぞれ2回ずつの計6回が、私のおすすめする、大学受験の併願数です。

また私立大学のみの志望であれば、第1志望と第2志望をそれぞれ3回ずつと、最低限の滑り止めの大学を2回の計8回がおすすめです(もう少し少なくても良いように思います。ここでの数字は最大数だと思ってください。)

最後までブログを読んでいただきありがとうございます。少しでもこのブログの内容がみなさんの受験に役立てれば幸いです。

Yoshi-

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